すかいそうブログ

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このブログでは主にお酒に関わるネタや関連記事を書いており、いちいちオシャレと言われたい一つのアイテムとして楽しみ方を模索しています。

プロの仕事流儀…バーテンダーという総合的職人

伺って初めてわかった本当のプロ

だいぶ暖かくなり夜、飲みに出るのも安易になってきたこの頃… いつも馴染みで通っているBARへ行った時に聞いた話を今日は紹介したいと思います。

それは日頃、お世話になっているBARのマスターと、

バーテンダーとは?

という話になり、マスターがある有名なバーテンダーに聞いた話から、その姿勢、意識レベルの高さにその仕事内容が見えてきたのと、それ自体はどの仕事にも当てはまると思い、私なりの見解も交え、お客さんとして来ているので当然ではありますが、意外と知らなかったプロの仕事内容をお話しします。

第一にお客さんの事を考え、美味しいお酒やカクテル、場所によってはおつまみなど、そして時には話相手として接客を、してくれるバーテンダー

マスターが聞いたその有名なバーテンダーが一人のお客様が来店してからお帰りまでの、一連の流れをお聞きました。

来店

まず、その日の天気、気温次第でお出迎えが違うのですが、雨の日はタオルを貸し、寒い日は来店後、上着を預かり席へ案内しひざ掛けを用意してお迎えするそうです。

注文

当たり前なのですが、バーテンダーのお酒の知識はもはや神レベルと言ってもいいほど勉強や技術を磨く事を常に行っている為、大概自分の好みを言えば出てくると思います。 その中で、その有名なバーテンダーさんいわく、この時のサービスや接客は営業マン、セールスマンに似ているとの事。 簡単にですが、その理由はカクテルはもちろん技術が必要ですが、そもそもどのお酒も私が原料から作ったものではなく酒造りの職人が作ったもので、私はお客様に合ったものをプレゼンして最高の状態で提供していますと言っていたそうです。

料理やおつまみについて

これについては基本的にBARには無いものですが、需要と共に少数のメニューを用意しているBARは少なくありません。

そこでも…

基本的にレストランや洋風居酒屋では無いので、補助としてスタッフはいるかもしれませんが、料理人はいません。 その代わり、お酒に合うおつまみや料理を考え、提供しているそうです。

状況判断や会話という接客

必要以上にバーテンダーの方から会話はせず、状況によって、お酒や料理の提供だけではなく、判断して会話したい方とは聞き手となり、注文しそうなお客様にはご相談として先ほどのプレゼンをしたり、必要に応じてお水の提供や逆に空いたグラスやお皿の回収を洗い物や片付けもしながらするそうです。

お会計、お帰り

そのバーテンダーさんのやり方なのかもしれませんが、よっぽどお急ぎでない限り状況をみてお客様を焦らせない様、お会計はややゆっくり目に行うそうです。

帰りのお見送りの際も忘れ物がないか確認をし、上着を掛け、入り口までお見送りするそうです。

ここまで聞くとまるでホテルマンや執事の様な仕事内容…

と、簡単ではありますが、私が聞いた話からそのバーテンダーさんの仕事内容を書きました。

当然ではありますが、今の話した仕事全てをそのバーテンダーさんが一人でして、開店前の掃除から料理やドリンクの仕込み、閉店作業に至るまで、細心の注意を払い、翌日、最高の状態でお迎えする事を常に意識しているんだそうです。 それもその時に何人来店していようが同じようにお客様一人一人に…その事を心掛けているんだそうです。

結構それだけでも精神的に疲れてしまいそうですが…それに留まらず、普段の情報収集や、ニュースの確認、お酒に至っては、日々進化をしているカクテルと新しいお酒によりマスターすると言うゴールはなく常に勉強し続けているんだそうです。

まとめ

どんな職業にも当てはまる事ですが、プロになると言う事はそれだけ、自分の仕事、そして生き方と向かい、どれだけ挑戦し道を開き続けられるかだと思いました。 今求められているものは何か?そのお客様は食前?食後?コンディションは?どんな体調で、どんな気分なのか、それを踏まえた上での今日のこの一杯を提供すると言うその姿勢にお客として只々驚きと感謝でしかありませんでした。

今日、話をした事は全てのBARである事ではないのかもしれませんし色々なBARがあるので、その全てが正しいのかもわかりません。 ただ一つ言えるのはその一杯にかけてる情熱とサービス精神はプロのバーテンダーの流儀としてあるものなんだと感じたお話でした。

ではまた、 すかいそうでした。