すかいそうブログ

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このブログでは主にお酒に関わるネタや関連記事を書いており、いちいちオシャレと言われたい一つのアイテムとして楽しみ方を模索しています。

桜の季節、花見の季節、春の日本酒のオススメ

春にオススメの日本酒はラベルから!

気温や気候が不安定ながらいよいよお花見シーズンな今日この頃…

春の季節は別れや新しい門出の時期でもありますよね。

そんなこれからの季節に飲む方はもちろん飲まない方でも置いてあるだけで春を感じる日本酒のオススメのご紹介をします。

日本酒の種類あれこれ

日本酒のラベルを見ると「精米歩合」と書かれているのをご存知でしょうか?

これは簡単に説明しますと、原料である玄米の表面(ぬか)をどれだけ削ったかを示しています。

削った事により雑味となるタンパク質や脂肪分を取り除き、削った玄米は中心に近づけば近づくほど、香りが高くなるといわれています。

例えば「精米歩合60%」と書かれている日本酒は、玄米の表面から40%を削った残った60%の米本体を日本酒に使用したということになります。

日本酒は、この精米歩合や、酒質を調整するため使用される醸造アルコールを添加しているかどうかなどの分類を軸に吟醸酒大吟醸酒純米酒純米吟醸酒純米大吟醸酒特別純米酒本醸造酒特別本醸造酒の8種類に分けられます。

醸造アルコール

純米酒純米吟醸酒以外はラベルに「醸造アルコール」と表示されていますが、これは昔、酒の生産量が減った頃、それを補う為に使われた米を含め、穀物やその他の原料に作られた日本酒のアルコール添加用のアルコール。 今では香りを引き立てたり、保存性を高め、あっさりな味に仕上げる効果として使われています。

純米酒

玄米を削った白米、麹、水だけでつくられ、米の持つ本来の香りや色が良いもので、味もやや濃厚なものが多いです。

吟醸酒

先ほど説明した精米歩合が60%以下の白米と麹、醸造用アルコールを原料に作られる吟醸酒は通常の発酵温度より低温でゆっくりと発酵させ、発酵の時に使われる酵母も特別なものを使う為、独特のフルーティな香りと、すっきり、なめらかな味わいが特徴です。

吟醸酒のうち、精米歩合が50%で香味や色が特に良いものは「大吟醸酒

精米歩合60%以下で白米、麹、水だけで造られる吟醸酒は「純米酒吟醸酒」 *50%以下の場合「純米大吟醸酒

純米酒吟醸酒の他にも、日本酒には様々な種類があり、その季節にしか味わえない旬ものがあります。

ひやおろしや新酒

ひやおろし

秋ごろによく見かけるひやおろしはもともと殺菌や発酵止めなどのために「火入れ」を2度行いますがひやおろしが火入れされるのは貯蔵前の一度だけで、瓶詰めの際には火入れをせず、 夏の間に熟成させて、二度目の火入れをせずに「冷や」のまま秋に出荷されることから「ひやおろし」といわれています。

新酒

ワインで言うところのボージョレーヌーボーのように日本酒にも酒造りが始まってから最初に出てくる「新酒」があり、フレッシュな味わいで、冬から春にかけて旬として味わえます。

また新酒が出るころは、お酒の中にもろみが残っている「にごり酒」も多く出荷されているのでこれもまた日本酒好きには嬉しい旬の一つです。

ラベル、ネーミングで探す

日本酒に貼っている「ラベル」を見るとアルコール分や原材料名、精米歩合、原料米の品種などは法令で表示が義務付けられているため、必ず表示されています。

ビンの裏に、味の甘辛やおすすめの飲み方、味の説明が書かれているラベルを貼っていることもあるので選ぶ参考になります。

そしてこの春の時期に出る日本酒はどのメーカー、酒蔵もオススメとともに春や旬を感じるデザインや名前が入ったものが発売されます。 桜や春を象徴する野鳥、ピンク色などなど。 販売店でもディスプレイを作る場所も多いのでその存在はまさに春一色という事を感じます。

そんな春を感じるラベルから自分に、またお花見や歓送迎会など、雰囲気に合ったものを探すのもまた旬だと思います。

日本酒と一緒にお料理も…とまとめ

料理と一緒に日本酒を楽しみたい場合は、料理との相性の良さで選ぶことをおすすめしますが、ここはワインでもあるように相乗効果で選ぶが無難です。

  • 甘い味付けの料理や甘みのある料理は、同じく甘口の日本酒を。

  • 逆に塩味が強い料理、また醤油をつけて食べるお刺身などはさっぱりした辛口タイプの日本酒。

  • 脂っこい料理は、淡麗タイプや熟成タイプの日本酒。

他にも相性の組み合わせはありますので、合わせて楽しむのもオススメです! また飲む終盤から飲み過ぎてしまった翌朝の為にも肝臓のケアとクールダウンとしてバニラアイスなどのデザートや緑茶などの日本茶、お味噌汁などは水分補給としても助けになるので、ここも知る事で更に楽しく飲めます。

各地で花見酒としてイベントや催し物が行われているので新しい春を探すきっかけやまたご当地によってその特徴も違う日本酒をキッカケに旅行や新しい発見を、探すのもまた暖かくなってきた今の季節だからこそオススメです。

春でお酒を飲んで浮かれると言うわけではなく、日本ならではの春を桜と共に季節を感じ旬を楽しむ1つのアイテムとして、日本の造り手が手間をかけた日本酒を味わうのが大人のお洒落な時間だと感じ、そんな春をご紹介しました。 春のご参考になればと思います。

ではまた…ありがとうございました。