すかいそうブログ

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このブログでは主にお酒に関わるネタや関連記事を書いており、いちいちオシャレと言われたい一つのアイテムとして楽しみ方を模索しています。

残った時の使い道!【余ったワイン】の活用方法と楽しみ方

余ったり、また飲みきれなかったワインってそのまま残してしまうと時間が経ち過ぎてワイン本来の香りや味わいも半減してしまい、処理に困ったりしますよね。

今回そんな余ったワインを有効活用できる方法と、時間が経っても使えるワインベースのカクテルという新しい形でのワインの楽しみ方をご紹介をします。

赤・白ワイン共に活用できる方法

料理酒として…

和食に使用される料理酒と同様にワインもいろいろな料理に活用する事ができ、赤、白のちょっとした使い分けができれば普段の料理が更に美味しくなります。

また、一般的な組み合わせとして肉料理には赤ワイン、魚介類の料理には白ワインが合うとされているように逆に肉料理、特に牛肉の煮込みやミートソース、などは赤ワインを入れて。 赤ワインをベースにフォンドボーと一緒に煮詰めればステーキのソースにする事も出来ます。

魚介系のソテーや蒸し焼き、アクアパッツァなどの煮込みには白ワインを料理酒として使うレシピも多くあり相性と共にその食材の臭みや雑味を抑え、コクや味、風味を良くしてくれます。

甘口やフルーティなワインにはビネガーにアルコール飛ばしてコク出しとしてや、フルーツやデザートなどのソース作りや漬けなど相性がよく使い勝手も良いです。

カクテルにして…

カクテルにも使用されるワインは時間が経ってしまい、風味や味わいが損なわれてもそれを補うように他の材料と混ぜる事で新しい楽しみ方を発見する事が出来ます。

ここでは一例としていくつかおすすめのワインベースカクテルをご紹介します。特に手に入りやすい材料入れて混ぜるだけで作れるカクテルを選びました。 その他、フルーツや炭酸とも相性が良いので色々試してみるのも楽しいと思います。

赤ワインベース

  • ワインクーラー(白ワインでも)

・ワイン…90ml

・オレンジジュース…30ml

グレナデンシロップ…15ml

・オレンジキュラソー…10ml

コリンズグラスにクラッシュアイスをいれ、材料を上から順にいれ混ぜます。

  • カーディナル

・赤ワイン…60ml

・カシスリキュール…10ml

フルート型のグラスに材料を入れ、軽く混ぜます。

  • キティ

・赤ワイン…90ml

ジンジャーエール…90ml

グラスに氷を入れ材料を順に入れ炭酸が抜けないように混ぜます。 *アクセントでカシスリキュールを少量入れると口当たりが良くなります。

白ワインベース

・白ワイン…60ml

・カシスリキュール…10ml

フルート型のグラスに材料を入れ軽く混ぜます。

・白ワイン…90ml

・炭酸…適量

・レモンorライムカット…1個

ワイングラスに材料を順に入れ炭酸が抜けないように混ぜお好みでレモンorライムカットを絞り入れます。 *氷を入れてもOK

  • オペレーター

・白ワイン…90ml

ジンジャーエール…90ml

・レモンカット…1個

グラスに氷を入れ、材料を順に入れて炭酸が抜けない様に混ぜます。

・白ワイン…60ml

・ビール…60ml

・レモンスライス…1枚

ビアグラスにビール、白ワインの順に入れ軽く混ぜ、レモンスライスを飾ります。

その他の楽しみ方とまとめ

フルーツを漬け込んだサングリアやホットワインなど、本来のワインよりフルーティで口当たりがよく飲みやすい楽しみ方や美容にも良いとされている事からワイン風呂など…

本来のワインの特徴などを考えると飲みきる事が一番良いとは思いますが、あえてご紹介した様な活用法で利用するのも良いと思いますが、その際、値段はやはりコスパで選ぶのをおすすめします。

色々な活用法で楽しめるワインのご紹介でした。

またご参考になればと思います。

ではまた、

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

夏に爽やか、ミントジュレップの楽しみ方

ミントの香りが爽やなミントジュレップというカクテルはラム酒をベースにした同じようにミントを使ったカクテル、モヒートとは違いバーボンウィスキーをベースに作るカクテル。

モヒートについてはこちらをご参考にしてください。 green-walker.hatenablog.com

今回は暑くなる季節に楽しみたいミントジュレップのご紹介とノンアルコールでも簡単にアレンジを加えて作れるノンアルコールミントジュレップの作り方をご紹介します。

ミントジュレップを知る

ある歴史資料にはバージニアの人々は朝の目覚めにミントジュレップを…という記述があるぐらいミントが爽やかなこのミントジュレップはアメリカ南部の農園でミントが入った飲み物として始まったとされています。

バーボンウィスキーをベースという事からバーボンの産地ケンタッキー州にあるケンタッキー・ダービーの名物としてオフィシャルドリンクとしても有名なカクテルです。

口当たりが良くキリッと冷たいので暑い季節にはぴったりの飲み物です。

ミントジュレップとは?

バーボン・ウイスキーをベースとする冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)。競馬のケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクとなっていることでも知られる

出典-ウィキペディア

基本的なレシピ、作り方

好みでレシピや分量は変えたりまた作り方もいくつかありますが、今回は基本的なレシピ、作り方をご紹介します。

  • バーボンウィスキー…45ml〜60ml

  • 砂糖…1〜2tsp

  • ミントの葉…3〜6枚

  • ミネラルウォーター(炭酸水)…30ml

タンブラー(240から360ml)などのロンググラス(もしくはロックグラスでも)にミントの葉と砂糖、ミネラルウォーターを入れて砂糖を溶かしながら香りを出すようにミントを潰します。

クラッシュアイスをグラスに入れ、バーボンウィスキーを注ぎ、グラスの表面に霜がつくまでよく混ぜます。

最後にミントの葉(分量外)を飾り完成です。

*最後に再度ミネラルウォーターを入れてアルコールを調整しえお好みに合わせて変えても良いと思います。

ノンアルコールミントジュレップのレシピ

ミントジュレップはアレンジをする事でノンアルコールでも美味しく作れます。 一例ですが、ノンアルコールミントジュレップの作り方をご紹介します。

  • アールグレイ(紅茶の形はお好みで)

  • ミントの葉…3〜6枚

  • 砂糖…1〜2tsp

  • オレンジ(スライスorカット)1個

作り方は上記のバーボンの代わりにアールグレイの紅茶を使用した以外はミントジュレップ同様です。

アールグレイは香りもよく、ミントとの相性が良いので今回はチョイスしましたが、お好みで。

ミントの葉は無ければミントシロップでも代用がききますが、その際シロップ自体に甘みがあるので砂糖はお好みで良いと思います。

オレンジは軽く絞って飾り用に。

本格派ミントジュレップを飲むならグラスから

実はミントジュレップには専用のジュレップカップというカップがあり、古くから伝統的なカップとして親しまれ、こだわっているbarなどではこのカップで提供しているところもあり、銅やシルバーが更に涼しげな印象を感じます。

こちらはご参考になればと思います。

まとめ

今回ご紹介したのは基本的なレシピですが、アレンジがしやすいシンプルなカクテルなのでそのバリエーションも沢山あり、楽しみ方もそれぞれあります。

是非ご参考に暑い日に楽しみたい涼しげなカクテルのミントジュレップのご紹介でした。

ではまた、

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

※下記の記事も夏のカクテルとしてミント同様、おすすめです。あわせてご参考になればと思います。

green-walker.hatenablog.com

ブラジルのお酒【カシャーサ】で楽しむカイピリーニャのカクテルレシピ

ブラジルには国民的とも言えるカシャーサ(別名ピンガ)というお酒があります。

カシャーサは原料にラム酒と同じサトウキビを使用したお酒ですが、製造に違いがあり、絞ったサトウキビの絞り汁を加水せずそのまま直接発酵し、蒸溜したお酒で、サトウキビ本来の香りや風味がいかされている分味わいも強いのが特徴です。

ブラジルにはそんなカシャーサを使った伝統的なカクテルとされている"カイピリーニャ"という楽しみ方があり、今回は夏にもぴったりのカクテル"カイピリーニャ"の楽しみ方をご紹介します。

農民に愛飲されたカクテル

ポルトガル語で"田舎者"という意味のあるカイピリーニャは一説にブラジルの農民に愛飲され、その農民の事をカイピラと言い「農民の飲み物」という意味で名付けられたとされています。

夏にはぴったりの酸味の効いたライムとコクや甘みの砂糖を加えて作るカイピリーニャは口当たりも良くさっぱりと飲みやすいカクテルなのが特徴です。

また基本の、レシピからアレンジもしやすいのでバリエーションも豊富にあり好みによって変えても楽しめます。

カイピリーニャの作り方、楽しみ方

レシピ

作り方

  1. ロックグラスにぶつ切りにしたライムに砂糖を加えて潰します。

  2. クラッシュアイスを入れカシャーサを注ぎ混ぜて完成です。

アレンジ

材料にミントを加えるとモヒートの様にさらにスッキリします。

砂糖を黒糖やシロップに変えるとコクや全体の味わいや飲み口も変わります。

カシャーサの量を減らしてリキュール類を加えてフルーティなカイピリーニャに。

上記は一例ですが、様々なアレンジ方法があると思うので模索して楽しむのも一つだと思います。

まとめ

日本ではあまり馴染みの少ないカシャーサですが、ちょっとイメージするとブラジルの焼酎の様な日本でも馴染みやすいお酒、カシャーサと夏にさっぱりと楽しみたいカイピリーニャのご紹介でした。

またご参考になればと思います、

ではまた、

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

【ウイスキー入門】テイスティンググラスでゆっくり楽しむ

お酒をストレートで飲むと言うと、思い浮かぶのはショットグラスですが、ウイスキーにはその香りや味わいを最大限にゆっくり楽しむ為のテイスティンググラスというものがあります。

今回、ウイスキーがそろそろ飲み慣れた方や食後にゆっくりできるちょっとした時間に楽しみたいテイスティンググラスでウイスキーをというご紹介をします。

テイスティンググラスはブレンダーが使う重要なアイテム

ウイスキーは製造工程の熟成を終えた原酒が、樽ごとそれぞれ仕上がりが違う為、その品質を均一に保つ作業としてヴァッティングという工程があり、これはシングルモルト、ブレンデッドと共におこないます。

そのヴァッティング作業を担当するウイスキー職人はブレンダーと呼ばれ、ウイスキーのプロとしてその経験や知識、技術を集結させた重要な役割を担っています。

その際にもテイスティンググラスは使用され、ストレートでまずテイスティングし、その後ウイスキーと同量の水を加え、じっくりとその香り、味を見極め、ヴァッティングを行います。

*同量の水を加え、アルコール度数を下げた20%前後が最もそのウイスキーのもつ様々な芳香さが発揮されます。

テイスティングの方法、ポイントとは?

テイスティングを楽しむ上で作法やルールはありませんが、これから説明する順番で楽しむ事でその特徴がゆっくりと見えてくると思いますのでご参考になればと思いポイントと合わせてご紹介します。

まずテイスティンググラスに注いだウイスキーの色。 可能なら白色をバックに銘柄や熟成年数によって違う色合いの琥珀色を楽しみます。

香り

香りはまずグラスをゆする事で気化が強まり現れる芳香さを引き立たせます。 鼻を近づけ、トップノートと呼ばれる一番最初にたつ香りを。更に現れる様々な香りを楽しみます。 花、蜂蜜、果物やまた煙や木の香りなど様々な表現方法があります。

*ゆする時ですが、グラスを持ち上げずテーブルにグラスをつけたままゆっくり円を描くように回すとこぼす様な失敗を回避しやすいです。

味わい

口に含む時は少量ずつ。 舌の上で転がす様なイメージで味わうとそのものの特徴が現れます。 甘さやコク、まろやかさ、刺激、複雑さなど、また温度によっても香りですが、また新しい発見ができると思います。

アフターテイスト

最後は口に残った香りや余韻、口を細め深呼吸する様に息を吸い鼻から抜くと更にその芳香さや余韻が伝わります。また最後に残ったグラスの中にも香りが残っているので合わせて楽しめます。

おすすめの飲み方"トワイス アップ"で楽しむ。

今ご紹介した飲み方はストレートですが、そこに少量ずつ常温の水(天然水)を入れブレンダーと同じ様に飲む方法をトワイス アップと言い、水の量も一滴、二滴だけ入れて混ぜるだけでもその姿、風味、味わいが変わります。

テイスティンググラス

テイスティングにもメーカー、ブランドによって様々な形や形状があり、またその香りを逃さない為に蓋つきなどもあります。

  • グレンケアン

  • 木村硝子

  • リーデル

  • ツヴィーゼル

などメーカーやブランドは様々。

私のおすすめは木村硝子のテイスティンググラス。

国産グラスメーカーである木村硝子の極薄グラスはテイスティンググラス以外にも有名です。口当たりの良さや形状からたつ香りがまた上品さを感じます。

初級者におすすめのスコッチウイスキーテイスティング

おすすめのウイスキーはその産地の個性や特徴によって様々なので沢山ありますがここでは初級者でも比較的入りやすいスコッチウイスキーをご紹介します。

グレンモーレンジィ・オリジナル

スコットランド、北ハイランドのウイスキーで最も飲まれているといわれている比較的に軽めなウイスキーですが、なめらかでバランスも良く、甘くもさわやかな香りのある一本です。

ハイランドパーク

スコットランドの最北端にある蒸溜所で作られるハイランドパークはリッチで香りも華やかで深みのあるスイートなアロマが香るのが特徴です。味わいも全体のバランスが良いまろやかなコクがあります。

ロイヤルロッホナガー

東ハイランドにある蒸溜所の隣にヴィクトリア女王が夏の離宮として訪れる バルモラル城があり蒸溜所を訪れた際、王室御用達の証であるロイヤルという名の使用を許された蒸溜所。そのロイヤルロッホナガーはドライながらもまろやかで香りも最後までフルーティで上品な甘さが特徴です。

上記でご紹介したのは一部で、他にも楽しみやすいウイスキーはたくさんありますが、こちらを参考に好みを見つけるご参考になればと思います。

また、ウイスキーの楽しみ方に慣れてきた方はこちらもおすすめです。

green-walker.hatenablog.com

まとめ

この方法で楽しむ時の注意点であり、多くに当てはまる事ですが、空腹時にアルコールを摂取すると吸収が早まってしまい、血中アルコール濃度も高くなる為、食後もしくは食事と一緒にというのを推奨します。

特に今回のような方法は食後に時間をかけてその一杯をゆっくり楽しめるもの。

音楽を聴きながら、本を読みながら、映画やテレビを観ながらとちょっとしたゆっくりできる至福な時間を合わせて楽しんで頂きたいと思いご紹介しました。

ご参考になればと思います。

ではまた、

最後まで読んで頂きありがとうございました。

green-walker.hatenablog.com こちらも良ければご覧ください。

インフュージョンでお酒をもっと楽しく

最近、よく耳にしたり使用されている

"インフュージョン"

という言葉ですが、溶け込ませる注入された吹き込まれた、などの意味がありますが、ここでは技法の一つとしてインフュージョンという方法での新しいお酒の楽しみ方をご紹介します。

ここでいうインフュージョンとはウォッカラム酒などのアルコールに薬味や香辛料、ハーブなどでフレーバー(香り、風味)付けやフルーツや香草などで味わいにアクセントをつけるお酒(浸漬酒)を作る為の技法の一つを意味しています。

インフュージョンの作り方、楽しみ方

基本的にフレーバーやアクセントをつける為の技法という事で大きなルールはなく好みで色々な食材を使って作る事が出来るので、今回は一例としていくつかのフレーバー材料と作り方、出来上がったものの楽しみ方をご紹介します。

ベースとなるお酒はアルコール臭以外はほぼ無味無臭のウォッカが一番フレーバーとして香りを出しやすいです。

好みによってはラム酒やブランデー、ジンなどでもいいのですがもともと個性があるものはそれ以上に強い個性があるものでないとなかなか風味やアクセントがでにくいので要注意です。

食材ですが、一例として

  • 皮を剥いた生生姜

  • 少しロースト(煎った)したコーヒー豆

  • ドライフルーツ(マンゴー、パイナップルなど)

  • 唐辛子(タカノツメ)

  • キュウリなどの野菜

など食材のジャンルも様々なもので可能です。

作り方

一番簡単な作り方はウォッカの瓶にそのまま入るものはそのまま投入し、大きいものは長細くカットして入れ1日に1回程度、優しく上下かえしながら混ぜ、2日から3日程度から味見をして好みの状態まで仕上がったら濾し器などで中身の残留物を取り除いて完成です。

ただ少量でも作れるので、別の密閉できるガラス容器を用意し、アルコールを少量使用して試してみるのも良いと思います。

注意点

好みによってなので基本的に量や漬け込み期間にルールはありませんが、食材に対して、生のフルーツや野菜、特に皮のあるものは雑味が出る為、取り除いて身だけを使用します。

*柑橘系などは白い部分も雑味の原因になります。

食材によっては早く結果が出るものもあるので(甘みや香りが濃縮されたドライフルーツや香りの強い香草、ハーブなど)遅くても3日から少しずつ様子をみると良いです。

楽しみ方

そのまま氷を入れてロックでも楽しめますが、おすすめはトニックウォーターソーダなどの炭酸で割ったり、コーヒーフレーバーなどは牛乳やエスプレッソで割っても。また唐辛子フレーバーはトマトジュースを割ってつくるブラッディメアリーにしたり、生姜フレーバーはジンジャーエールで割って本格派なモスコミュールにも。

普段よくあるカクテルと同じように使用しても香りや味わいが複雑に膨らみ美味しく楽しめます。

カクテルについてはこちらもご参考におすすめです

BAR skyysouブログ

https://barskyysou.com/category/cocktail/

まとめ

当然のようにこの方法のお酒はBARなどではオリジナルカクテルを作る際などに使われていて、もっと複雑なフレーバーやまた変わったものまでお店によって色々あり、またその使用方法も様々です。

そんなお酒を自宅でも簡単に作れ大人の飲み物として楽しめるインフュージョンのおすすめのご紹介でした。

非常に簡単につくれるのでご参考になればと思います。

ではまた、

最後まで読んで頂き、

ありがとうございました。

【ジャパニーズ・ウィスキー】の魅力と今

世界の5大ウィスキーの一つでありもっともスコッチウイスキーに近いとされているジャパニーズ・ウィスキーは日本の名水と気候風土、そして何より日本人の繊細な技術から造られる世界に認められた独自のウィスキー。

実は日本で初めてウィスキーが伝わり、飲まれたとされているのは1853年、黒船で有名なペリー来航と共に日本人にウィスキーを振る舞ったのが初となるという歴史があり、その後ですがそこから1900年代に日本でもウィスキー造りが始まりました。

そういう意味ではまだ歴史が浅い日本のウィスキーですが、それ以上に魅力が深いジャパニーズ・ウィスキーを今回ご紹介すると共に今、主流となり注目されているNAS(ノン・エイジ・ステイトメント)の表記についてご紹介します。

世界が認めたジャパニーズ・ウィスキー

ウィスキーの世界にも国際コンペティションがいくつか存在し、その中で数多くのジャパニーズ・ウィスキーが毎年、入賞しています。

その背景には冒頭でも説明した通り、日本の名水から四季がはっきりとした風土と環境、そして何よりの魅力はウィスキーを手がける造り手のものづくりの精神から生まれる繊細な技術があるからだと思います。

入賞している主なウィスキーですが、

  • サントリーが誇る京都の山崎や山梨の白州、そして選び抜かれた山崎、白州の樽原酒を使用した

  • 朝ドラ「まっさん」でも有名になったニッカウィスキーの余市宮城峡とその2つをブレンドしたピュアモルト竹鶴

  • キリンビールからでている芳香で贅沢ながら比較的に手軽に本格派のジャパニーズ・ウィスキーも楽しめる富士御殿場蒸溜所の富士山麓

  • 鹿児島県で焼酎造りをしていた本坊酒造の試行錯誤と理想を長野へ移しそのクラフトウィスキーという名の魅力を造った信州マルス蒸溜所のマルスウィスキー。

  • 今では希少価値が高く、中々手に入りにくい埼玉、秩父蒸溜所を設立したベンチャーウィスキーのイチローモルト

などがあります。

NASとは?

NASの増加と注目。

もうすでに世界でも主流となっているNASのウィスキー。

NAS(ノン・エイジ・ステイトメント)とは本来記載されていた熟成年数の表記をしていないウィスキーの事です。

今までスコッチやシングルモルトには主流だった年数の表記には表記年数よりも若い原酒を混ぜてはいけないというルールがあり、80年代からおこった不況から回復し始めた2000年頃、その熟成された原酒が不足した為、若い原酒と混ぜる事で生産を安定して供給する必要があった事が背景にありました。

決して悪い事ではないNASウィスキーの魅力

原酒不足から生まれたNASのウィスキーは説明だけみるといろいろな原酒の混ぜ物のイメージや供給が安定した分、手頃なので、年数表記のものよりも劣る印象を受けるかもしれませんが、実は若い原酒にも、上質なものもあり自由に使える事で、ブレンドの幅も広がり、ウィスキー好きには嬉しい、新しい味わいが誕生する可能性が大きいという事や手頃と言う意味ではそんな上質なものを比較的、抑えられた価格で楽しめる事など初心者にも入りやすくなりました。

NASウィスキーのおすすめ

おすすめはやはり国際コンペティションにも入賞している銘柄のNASウィスキーで山崎や白州などのシングルモルトからブレンデッドウィスキーの響は初心者にもウィスキーの入り口としておすすめです。

また竹鶴ピュアモルトやスコッチでいうとグレンリベット・ナデューラや中級、上級者にはスカイ島のタリスカー・ストームやアイラ島ラフロイグ・セレクトカスクなどがおすすめです。

まとめとおすすめジャパニーズ・ウイスキー番外編。

世界的に評価や人気が高くなったジャパニーズ・ウイスキーの魅力は年数表記があっても無くても変わらずある、和の心と繊細な技術、そしてテイストだと思います。

ただ、今回の事を調べるにあたり、では年数表記は復活するのか?あの味は復刻するのか?と疑問になり、辿り着いたのは、熟成年数を考えて30年以上先の事になるのではないか…という私なりの結論からすると、既存にあるものは幻の逸品レベルになってしまい、更に手の届かない高級品になってしまったとなによりも最初に思いました。

もし出会うような事があれば是非試して頂きたいと思います。

最後に私が今おすすめのジャパニーズ・ウイスキーを一つのご紹介します。

*あくまで個人的な意見なので参考までに…

本坊酒造のブレンデッドウィスキー

"ラッキーキャット アッシュ99"

です。

モルトウイスキーモルト意外にトウモロコシや穀物などを原料にしたグレーンウィスキーをブレンドさせた比較的に入りやすいブレンデッドウィスキーのラッキーキャットは2種類の異なる樽のウィスキーに更にグレーンウイスキーブレンドさせた事で華やかで果実味のある香りながら複雑で何より口当たりがよく、ロックや水割りにもおすすめのウィスキーです。

ちなみに名前の由来ですが…

猫好きの本坊酒造社長がアッシュと出会った年。1999年春に本坊酒造の前に捨てられていた子猫が今は亡きアッシュ。

だそうです。

また参考になれば幸いです。

ではまた

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

お酒でギリシャに触れよう

年間を通して温暖なギリシャ古代文明の国とも呼ばれ、ギリシャのシンボルとも言える神々が住む場所としたアクロポリスの丘にあるパルテノン神殿世界遺産に登録されている絶景のメテオラ修道院群、白壁の家が連なるなんとも魅力的なエーゲ海の島であるサントリーニ島など、その美しい風景と神々の大地は一度は触れてみたい、行ってみたい国ですよね。

そんなギリシャにも国民酒や特産酒が数多くあり、様々な種類のお酒を生産しています。今回その中でもギリシャの代表的なお酒を楽しみ方と合わせてご紹介していきたいと思います。

"神のお酒"と呼ばれる国民的なお酒OUZO(ウゾ)

ギリシアキプロスで生産され、世界的にも有名なウゾ(ウーゾとも言います)というギリシャの国民的なお酒はアニス系と呼ばれる香草、バーブ類のリキュールの総称です。

潰したブドウやレーズンを原料に蒸留したグレープ・ブランデーをベースにしたリキュールで特有の香りはアニス(あるいはスターアニス)をはじめとする様々な材料を加えるため。

コリアンダークローブ、アンゼリカ、スペインカンゾウ、ミント、冬緑油、ウイキョウ、ハシバミ、シナモン、ライムの花といったハーブやベリー類なども生産地や場合よっては加えます。

アニス(スターアニス)とは?

アニス (anise, Pimpinella anisum) はセリ科の一年草。古くから香料や薬草として利用されてきた。原産地はアナトリア半島ギリシア、エジプトといった地中海東部地域である。

出典-ウィキペディア

ちなみにスターアニスはアニスとは香りが似ていますが別のバーブ。"八角"とも呼ばれるスターアニスは中国原産のモクレン科の木の実です。

アニス系リキュールと言われてもピンとこない方も少なくないと思います。 よくアブサンやペルノと言ったバーブ系のリキュールを好んで飲まれる方はきっと同じようにすぐに馴染めるお酒です。

初めての方にとっては香り、味わい共に特有のクセが強く、最初の時点で苦手になる方もいますが、飲み慣れてくるとその独特な甘さと苦味がクセになります。

ウゾのおすすめの飲み方

面白い特徴があるアニス系のリキュールはウーゾ効果または自然乳化という現象があります。 アニスで香りを付けたリキュールやスピリッツを水などで割ると油分が水に反応し乳化作用により白濁するのが特徴です。 それを踏まえておすすめの飲み方はストレート以外に氷を入れたロックや水割り。 意外にもフルーツ系とも相性が良いのでジュースで割ると更に飲みやすくなります。

基本的には食前酒として扱われますが、魚介系の料理にも合います。

日本でも買える有名なウゾの銘柄はこちら

ウゾ12は二度蒸留され、10種類以上のハーブとスパイスを使用。12番目の樽から常に最高のウゾができることから、「ウゾ12」と命名しました。 ウゾ12は、ギリシャ国内では最も消費の高い国産酒として有名です。

オシャレな陶器ボトルのメタクサ

メタクサギリシャペロポネソス半島産のサヴァティアーノ種の白ブドウを原料に白ワインから作られるブランデーです。

単式蒸留機で蒸留した後、オーク樽で熟成させ、色着いたブランデーとブレンドされて、独特の風味と味わいをもたらす植物エキスと甘味料(バラの花びら、数種のハーブから抽出される自然のエッセンス)を加え、再びオーク樽に詰められ、最低でも1年は熟成させる為、一般的なブランデーにはない、甘くまろやかな香りとなめらかな口当たりが特徴です。

ギリシャ蒸留酒メーカーとしては最古の歴史を持ち、酒の輸出でも、ギリシャNo1の実績のあるメタクサには熟成年数などによりいくつか種類がありますがその中でも目を引くのはグランド・ファインという15年以上熟成の原酒を色鮮やかな陶器瓶につめたも。

神話に出てきそうなオシャレなボトルと熟成されたその深く複雑な味わいは一度は試してみたい一本です。

メタクサのおすすめの飲み方

扱いはあくまでブランデーとしてストレートやロック、まろやかな口当たりからソーダジンジャーエールで割ればアルコールも抑えられ飲みやすくなります。

まとめ

ギリシャのお酒は他にもウゾのようなアニス系の香りをつけていない蒸留酒のチプロやギリシャビールのFIX。また世界で最も古いワインの生産国の一つでもあり、ギリシャワインなどギリシャ特産のお酒は数多く存在します。

ギリシャに行った気分になれるかどうかは別ですが、ギリシャのお酒を通じていろいろ調べてみるのは楽しいと思います。

またご参考になればと思います。

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。