ここだけは抑えたい【イタリアのお酒】大人が楽しむおすすめとは?
カクテルを含めて、多くのお酒には日本はもちろん世界各国のレストランやBARなどで時間帯や食事のタイミングに合わせて食前、食中、食後酒と飲み分けて楽しむというものがあります。
今回その中で特に食前、食後酒と分けて楽しみたいイタリアのお酒とここだけは抑えておきたいイタリアワインのおすすめをご紹介します。
アペリティーヴォ-食前酒
食前酒は食欲を促し、食事の前の時間を楽しむもの。 食前酒で定番のカクテルとしてマティーニやマンハッタン、サイドカーなどがあり、またそのまま楽しむシェリー酒やベルモット、シャンパンもそれにあたります。
アペロール
アペリティフ(食前酒)が名前の由来のアペロールはオレンジベースのハーブ系リキュール。さっぱりとしながら甘みとハーブの香りが特徴です。 主にソーダや白ワイン、シャンパンと割って楽しむのが一般的な楽しみ方です。
カンパリ
世界的にも有名なカンパリはアペロール同様オレンジをベースにしたリキュールですが、こちらはビター系のハーブリキュール。
数十種類の材料に造られているといわれており、味わいは甘くも苦味がありハーブの香りが爽やかなのが特徴です。
こちらもソーダや白ワイン、カクテルなど割って楽しみます。
スプリッツァー
白ワインにソーダで割ったカクテルのスプリッツァはイタリアのみならず、世界的にも有名なカクテル。
お店によってはアクセントにレモンやライムなどの果汁やそのまま飾っていたり先ほどご紹介したアペロールやカンパリをいれているところもあります。
ディジエスティーヴォ-食後酒
食事の締めくくりに楽しむ食後酒は口直しとして甘いカクテルやアルコール度数の高い食欲を抑え増進の必要のないものを楽しみます。 甘口のリキュールやデザートワインが一般的な食後酒にあたります。
グラッパ
特にワインを飲んだ方にはオススメの食後酒なのですが、どちらもブランデーの分類に入るお酒。
ブドウの搾りカスを原料に造られるグラッパはブドウの芳香な香りがしっかり残っており気軽に飲めるブランデーとして、食後酒にぴったりのお酒と考えられており、また満腹感を和らげるとも言われています。
リモンチェッロ
イタリアの南部の地酒としてレモンの皮をアルコール、砂糖(シロップ)に漬けて造られるリキュールのリモンチェッロはレモンの爽やかさ、甘さと苦味のバランスが良いお酒です。
自宅でも簡単に作れる他、メーカーも様々。 一般的にはストレートで楽しみますが、トニックウォーターなどと割っても美味しいリキュールです。
サンブーカ
アルコール度数40度とかなり高めのエルダーフラワーをベースに様々な原料で造られたリキュールのサンブーカは透明のリキュール(黒のサンブーカというのも存在します。)です。
コーヒー豆との相性が良くサンブーカはカフェコレットというエスプレッソにお酒を入れて楽しむ事もあります。また有名なカクテルとしてサンブーカ・コン・モスカというサンブーカに焙煎コーヒー豆を入れて火を点けて消えてから少し待ってから楽しむというものがあります。
ここだけは抑えたいイタリアワイン
個性的なものが多いイタリアのワインは同じように品種やワインの種類も多く選ぶのにも悩むもの。自分の好みを探すのも楽しいですが、そこに行き着くまでが長くなる事も…今回は沢山のイタリアワインの中でも特に有名な種類をいくつかご紹介します。
これをベースと考えて好みを探すご参考になれば幸いです。
イタリアの赤(品種)
ネッビオーロ
北イタリア、ピエモンテ州の二大ワインである高級ワインのバローロ、バルバレスコを担う品種。
しっかりとしたフレーバーと豊かな酸味、タンニンが特徴のネッビオーロは長期熟成にも向いており重厚でふくよかなイメージがあります。
サンジョベーゼ
トスカーナ州で有名なキャンティに使われるブドウ品種のサンジョベーゼは果実味がしっかりとしながら、全体的に優しいバランスのとれたワインが多い反面、キャンティに限った話ですが、唯名なゆえにキャンティという名のワインの種類が非常に多く品質も様々。
昔から造られている地方のみキャンティ・クラシコという名ででていますが、そのクラシコも多いので値段などでも左右されます。
またサンジョベーゼの変異種であるブルネッロのモンタルチーノもイタリアの赤として有名なワインです。
モンテプルチァーノ
モンテプルチアーノは、イタリアで2番目に多く栽培されている赤ワイン用ブドウ品種で有名なのはモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。
一般的に、モンテプルチアーノのワインはメルローに似た赤い果実のアロマがあり、はっきりとした強い香り、ボディーもしっかりとした豊かな果実味でさっぱりとした味わい。
イタリアの白
ピノ・グリージョ
イタリアの中心から外来種の栽培もある品のある白ワインが特徴のフルウリ・ヴェネツィア・ジュリアで栽培されているピノ・グリージョ。フランスではピノ・グリと言います。
フランスのピノ・グリとは対極な一面がありイタリアのピノ・グリージョは すっきりと柑橘系を思わせるような爽やかさがあります。
モスカート(マスカット)
甘い香りと味わいをもつピエモンテ州のモスカートは甘口微発泡酒(スパークリングワイン)のアスティやアスティ・スプマンテに使われ、食後酒やデザートと合わせたい白ワイン、デザートワインの品種。
トレッビアーノ
イタリアで多く栽培されている品種の1つで味わいは酸味が強く非常にフルーティーで、柑橘系などのさわやかな風味。
比較的にポピュラーで料理にも合う楽しみやすい品種の1つです。
イタリアワインの産地別の格付け
イタリアのみならず、ヨーロッパ各国には伝統的に定められているワイン法があり、ワインの品質を保証・管理、また品種や生産地、栽培方法、熟成期間などが細かく定められた規定のことでその規定方法や名称は各国によっても異なります。
2008年までその格付けは
D.O.C.G
特定の土地で定められた製法にそって造られ、最も厳しく管理されているワイン。
D.O.C
D.O.C.G同様特定の土地で定められた製法にそって造られ一定審査が定められているワイン。
I.G.T
一般的にD.O.Cよりも広範囲の地域より定められた製法にそって造られ、その生産地域を明らかにし、その地域の品種の85%以上使用して造られるワイン
V.d.t
特に規定のないワイン。 テーブルワインなどがそれにあたります。
とありますが2008年以降D.O.C.G、D.O.Cが統一でD.O.Pと総称され、最も厳しく管理されているワインとされています。
それ以下I.G.TはI.G.PにV.d.tはVinoと格付けの表記が変わりました。
味わいや値段にも影響はありますが、必ずしもD.O.Pだから良いとかI.G.Pはダメという事は一概に言えないので、こちらもある程度好みを探す目安として覚えておきたい部分と言えます。
まとめ
今回ご紹介したイタリアのお酒は定番なものながら、まず覚えておきたい一例としておすすめのものであり、イタリアンレストランやBARなどで見かける事があるものです。
ワインについても他にも有名な品種、ワインが数多くあります。
これをご参考に好みに合わせて楽しめるものを探して頂ければと思います。
ではまた
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。