歴史の古い【アイリッシュウイスキー】のおすすめと楽しみ方
アイルランドのアイリッシュウイスキーは世界5大ウイスキーの1つですが、スコッチなどに比べるとやや馴染みの少ないウイスキー。
ただその歴史は古く、低迷時代はありましたが、再認識され年々人気も上がっているウイスキーでもあります。
今回そんなアイリッシュウイスキーの魅力と楽しみ方を合わせてご紹介します。
ウイスキー発祥の地アイルランド
中世、アイルランドで造られたアクア・ビテ(生命の水)がウイスキーの始まりと言われ、後にスコットランドに伝わり、今のスコッチウイスキーの原型とも言える蒸溜酒が生まれました。
そんなアイリッシュウイスキーは、世界最古のウイスキーである誇りから製造工程でおこなわれる原料の麦芽を乾燥させる際、*ピート(泥炭)ではなく石炭を使い、他のウイスキーとは違い、昔ながらの製法を守り続けています。
その分、甘みにも近い、濃厚な香りがあり、深みのある味わいながら口当たりもなめらかなものが多いのが特徴です。
*基本な製法ながら例外もあります。
アイリッシュ・ウイスキーは大別して4種類の形態に分かれている。ピュアポットスティル(モルトにした大麦(麦芽)と、未発酵の大麦などを組み合わせたウイスキー。2011年以降はシングルポットスティルという呼称が使われるようになった)、モルトウイスキー(100%モルトにした大麦が原料のウイスキー。シングルモルトアイリッシュウイスキーとも呼ばれる)、ブレンデッド(モルトにした大麦と小麦のようなモルトにしない穀物をブレンドするウイスキー)、そしてコラムスティルで蒸留する穀物から作るグレーン・ウイスキーの4種である。
出典-ウィキペディア
おすすめのアイリッシュウイスキー
ジェムソン
アイリッシュウイスキーではNo.1のウイスキーであり世界的にも人気のあるジェムソンはライトなボディをもつブレンデッドウイスキーです。
まろやかな香りとライトで口当たりがなめらかな味わいで後味も良く、ストレートも良いですが、ロックや水割り、ソーダなどでも楽しみたいウイスキーです。
ブッシュミルズ
一時の低迷時代から改めて回復し、人気のあるブッシュミルズのブレンデッドウイスキーであるブラックブッシュは上品で深みのある甘みとなめらかさが特徴。
ジェムソンに比べてしっかりとした深みとフルーティ、ドライのバランスが良く、ストレートやロックで楽しみたいウイスキーです。
タラモアデュー
香りが繊細ながら加水すると濃厚な香りと柑橘に似たフルーティさで穏やかな風味が特徴のタラモアデューもアイルランドのブレンデッドウイスキーの1つです。
こちらもロックや水割り、ソーダ割りでも楽しめるバランスの良いウイスキー。
カネマラ
アイリッシュウイスキーの中で唯一スモーキーな香りのあるシングルモルトウイスキーのカネマラはスコッチウイスキーの様にピート(泥炭)を使用して造られています。
スモーキーな香りとフレッシュでフルーティな香り、甘味となめらかな口当たりながら後味はさわやかなスパイシーさを感じるスコッチウイスキーとはまた違う味わいが楽しめるウイスキーです。
グレンダロウ
古き良きの再来を目指し5名のスタッフで立ち上げたクラフトディスティラリーのグレンダロウはアイルランド産の大麦を100%使用したシングルモルトウイスキー。
トウモロコシも使用したシングルグレーンウイスキーも造っておりどれも個性的ながらなめらかでスムーズな味わいがあります。
クラフトウイスキーの中で注目されているウイスキーの1つです。
アイリッシュウイスキーを楽しむ
ストレートで楽しむのも良いですが、味わいや香りの変化などを気軽に楽しめるアイリッシュウイスキーは水割りやソーダ割りもおすすめです。
またカクテルのベースとして楽しめるのが、アイリッシュウイスキーをベースにしたアイリッシュコーヒーです。
寒い時はもちろん、コーヒーが好きな方や食後に楽しみたい世界的にも人気のカクテル。
コーヒーのほろ苦さにザラメとホイップのまろやかな甘さがアイリッシュウイスキーと相乗効果を生み出し、上品な香りと味わいが特徴で、寒い時のみならず、ホッと食後にひと息つけるカクテルです。
こちらでもご紹介してます。
まとめ
人気の高いスコッチウイスキーよりも歴史のあるアイリッシュウイスキーは一時の低迷時代より改めて人気の出ているウイスキーです。
穏やかで口当たりの良いブレンデッドなどは初級者にもおすすめのウイスキー。ライトなものも多く、飲み方も好みに合わせて楽しめるアイリッシュウイスキーのご紹介でした。
またご参考になればと思います。
ではまた、
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。