【ジャパニーズ・ウィスキー】の魅力と今
世界の5大ウィスキーの一つでありもっともスコッチウイスキーに近いとされているジャパニーズ・ウィスキーは日本の名水と気候風土、そして何より日本人の繊細な技術から造られる世界に認められた独自のウィスキー。
実は日本で初めてウィスキーが伝わり、飲まれたとされているのは1853年、黒船で有名なペリー来航と共に日本人にウィスキーを振る舞ったのが初となるという歴史があり、その後ですがそこから1900年代に日本でもウィスキー造りが始まりました。
そういう意味ではまだ歴史が浅い日本のウィスキーですが、それ以上に魅力が深いジャパニーズ・ウィスキーを今回ご紹介すると共に今、主流となり注目されているNAS(ノン・エイジ・ステイトメント)の表記についてご紹介します。
世界が認めたジャパニーズ・ウィスキー
ウィスキーの世界にも国際コンペティションがいくつか存在し、その中で数多くのジャパニーズ・ウィスキーが毎年、入賞しています。
その背景には冒頭でも説明した通り、日本の名水から四季がはっきりとした風土と環境、そして何よりの魅力はウィスキーを手がける造り手のものづくりの精神から生まれる繊細な技術があるからだと思います。
入賞している主なウィスキーですが、
サントリーが誇る京都の山崎や山梨の白州、そして選び抜かれた山崎、白州の樽原酒を使用した響。
キリンビールからでている芳香で贅沢ながら比較的に手軽に本格派のジャパニーズ・ウィスキーも楽しめる富士御殿場蒸溜所の富士山麓。
鹿児島県で焼酎造りをしていた本坊酒造の試行錯誤と理想を長野へ移しそのクラフトウィスキーという名の魅力を造った信州マルス蒸溜所のマルスウィスキー。
などがあります。
NASとは?
NASの増加と注目。
もうすでに世界でも主流となっているNASのウィスキー。
NAS(ノン・エイジ・ステイトメント)とは本来記載されていた熟成年数の表記をしていないウィスキーの事です。
今までスコッチやシングルモルトには主流だった年数の表記には表記年数よりも若い原酒を混ぜてはいけないというルールがあり、80年代からおこった不況から回復し始めた2000年頃、その熟成された原酒が不足した為、若い原酒と混ぜる事で生産を安定して供給する必要があった事が背景にありました。
決して悪い事ではないNASウィスキーの魅力
原酒不足から生まれたNASのウィスキーは説明だけみるといろいろな原酒の混ぜ物のイメージや供給が安定した分、手頃なので、年数表記のものよりも劣る印象を受けるかもしれませんが、実は若い原酒にも、上質なものもあり自由に使える事で、ブレンドの幅も広がり、ウィスキー好きには嬉しい、新しい味わいが誕生する可能性が大きいという事や手頃と言う意味ではそんな上質なものを比較的、抑えられた価格で楽しめる事など初心者にも入りやすくなりました。
NASウィスキーのおすすめ
おすすめはやはり国際コンペティションにも入賞している銘柄のNASウィスキーで山崎や白州などのシングルモルトからブレンデッドウィスキーの響は初心者にもウィスキーの入り口としておすすめです。
また竹鶴ピュアモルトやスコッチでいうとグレンリベット・ナデューラや中級、上級者にはスカイ島のタリスカー・ストームやアイラ島ラフロイグ・セレクトカスクなどがおすすめです。
まとめとおすすめジャパニーズ・ウイスキー番外編。
世界的に評価や人気が高くなったジャパニーズ・ウイスキーの魅力は年数表記があっても無くても変わらずある、和の心と繊細な技術、そしてテイストだと思います。
ただ、今回の事を調べるにあたり、では年数表記は復活するのか?あの味は復刻するのか?と疑問になり、辿り着いたのは、熟成年数を考えて30年以上先の事になるのではないか…という私なりの結論からすると、既存にあるものは幻の逸品レベルになってしまい、更に手の届かない高級品になってしまったとなによりも最初に思いました。
もし出会うような事があれば是非試して頂きたいと思います。
最後に私が今おすすめのジャパニーズ・ウイスキーを一つのご紹介します。
*あくまで個人的な意見なので参考までに…
本坊酒造のブレンデッドウィスキー
"ラッキーキャット アッシュ99"
です。
モルトウイスキーとモルト意外にトウモロコシや穀物などを原料にしたグレーンウィスキーをブレンドさせた比較的に入りやすいブレンデッドウィスキーのラッキーキャットは2種類の異なる樽のウィスキーに更にグレーンウイスキーをブレンドさせた事で華やかで果実味のある香りながら複雑で何より口当たりがよく、ロックや水割りにもおすすめのウィスキーです。
ちなみに名前の由来ですが…
だそうです。
また参考になれば幸いです。
ではまた
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。