知ってほしいテキーラの正しい飲み方と楽しみ方
メキシコの特産酒であり、ジンやウォッカ、ラム酒と並んで4大スピリッツの一つでもある、個性豊かなテキーラ。
そんなテキーラに…
どんなイメージがあるでしょうか?
きっとアルコール度数が強く、ショットで飲むイメージがある人も少なくないと思います。 実際、メキシコではテキーラをショットで一気に口にし、ライムをかじり、最後に塩を舐めるという口の中でカクテルを作って楽しむ飲み方があります。
ただそれも正しい知識と理解が無いと、その場はいいかもしれませんが、悪酔いし、さいあくアルコール中毒になりかねません。
今回はそんなテキーラの正しい知識と ショット以外にも楽しめるおすすめやカクテルをご紹介します。
そもそもテキーラとは?
1968年のメキシコオリンピックにより世界的に広まったテキーラは竜舌蘭(ヒガンバナ科)というサボテンと同じ多肉植物の一種を原料とし、その竜舌蘭の茎を発酵し蒸留して造られたもので、独特の香りとまろやかな風味が特徴です。
※メキシコでは竜舌蘭をアガベと呼ばれています。
テキーラ(スペイン語: Tequila)とは、メキシコ国内のハリスコ州とその周辺で、アガベ・テキラナ・ウェベル・バリエダ・アスル(Agave Tequilana Weber Variedad Azul:アガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルーは同じ)と呼ばれる竜舌蘭(Agave, アガベ/アガヴェ)から造られる蒸留酒。メスカルの一種であり、正確にはメスカル・デ・テキーラ(mezcal de tequila)
出典-ウィキペディア
テキーラの種類
テキーラの中に透明なものからウィスキーのような琥珀色のものもありますが、蒸留後に移すタンクや樽によるもので、熟成期間によっても違いがあります。
テキーラ・ブランコもしくはホワイト(シルバー)テキーラ
ステンレスタンクに短期貯蔵後、加水して調整した無色透明のテキーラ。 シャープな香りともっともテキーラらしい特徴があり、カクテルにも最適。
テキーラ・レポサドもしくはゴールドテキーラ
オーク樽に移され2ヶ月以上樽熟成されたものでほのかな樽の香りとやや黄色みがかったテキーラ。
テキーラ・アネホ
オーク樽に一年以上熟成されたもので、樽の香りとテキーラの特徴でもある個性的な香りもよりまろやかになり風味の良い。
※上記のテキーラはご参考にと紹介した一部であり、産地、メーカー共に様々なテキーラがあります。その一つ一つに個性と楽しみ方があるので気になった方は是非いろいろ探してみて頂ければと思います。
おすすめのカクテル
高級テキーラといわれるものもあり香りや味わいを楽しむために、ワイングラスなどの口のひろいグラスでゆっくり楽しむという飲み方もありますが、おすすめのカクテルでテキーラの印象も変わると思います。
マルガリータ
スタンダードカクテルのテキーラベースではもっとも有名なサッパリとしたショートカクテル。テキーラをベースにオレンジ風味のお酒とライムをシェイク、グラスのふちに塩を付け注がれるカクテルです。
ミドリマルガリータ
スタンダードのマルガリータに使われるオレンジ風味のお酒をメロンのお酒に変えたカクテルで、メロンの優しさ甘さがプラスされたなめらかで香りの良いカクテル。
マタドール
パイナップルジュースとライムで割ったカクテルでフルーツの酸味と甘さが口当たりを良くしたアルコール度数も抑えたカクテル。
テキーラサンライズ
メキシコの燃え上がる太陽をイメージしたというこのカクテルはテキーラをオレンジで割り、グレナデン(ザクロのシロップ)を沈めたマルガリータと共に有名なロングカクテル。
アイスブレーカー
グレープフルーツジュースにオレンジ風味のお酒が入りグレナデンを沈めたさっぱりとしたカクテル。
他にもトマトジュースで割ったストローハットやオレンジジュースが入ったブロードウェイ・サーストと刺激の強いものと相性が良いテキーラも実はフルーツ系などにも非常に相性がいいのもテキーラの特徴です。
まとめ
テキーラと聞くだけで、個性が強くショットでというイメージも強くありがちですが、実はゆっくりも楽しめ、またフルーツ系と合わせると急に親しみやすくなり、またそのイメージも変わると思います。
また飲む場所によってはショットでは提供されない事もあります。
少し趣向を変えてゆっくり楽しむというのをおすすめにご紹介しました。
またご参考になればと思います。
ではまた、
ありがとうございました。