生で食べれないりんご⁈オススメのブラムリーシードル
クッキングアップル「ブラムリー」で造られたシードル
クッキングアップルという種類のりんごがあるのをご存知でしょうか?
日本でりんごは主に生のまま食べることが一般的ですよね。しかし、ほかの国では料理向きのりんごも多く生食用のりんごを「イーティングアップル」や「デザートアップル」と呼び、酸味や渋みが強く調理をする事で美味しく変身するりんごの事を「クッキングアップル」と呼んで区別しているようです。
日本で馴染みの品種、「紅玉」も酸味の強く加熱調理に向くとされていますが、その酸味と昔ながらのりんごの甘みから生でももちろん食べられています。
これから紹介する品種、イギリス生まれの「ブラムリー」は生で食べるには酸味や渋みなどが強く、加熱調理をする事でおいしさが際立つ為、クッキングアップルと呼ばれ近年、日本でも栽培されるようになってきました。
今回、そんなクッキングアップルのブラムリーをご紹介をします。
ブラムリーとは?
このブラムリーというりんご、はイギリス・ノッティンガム州、200年ほど前に偶然実生として誕生しました。
イギリスで生産されるりんごの約45%も占め、実は日本にも明治時代にほかの品種とともに導入された事があったそうなのですが、残念ながら当時は普及せず、浸透も薄かったようです。
その後、1990年に再度日本に持ち込まれ、長野県小布施町で栽培が始まり、今ではブラムリーの持つ特徴や風味に惹かれ、長野県以外にも北海道や岩手県でも栽培されています。
りんご自体は糖質の含有量が少なく酸味が強いですが、加熱後も香りが残ること、またお菓子だけではなく塩味の料理にも向く汎用性の高さも魅力のひとつです。
ブラムリーシードル
そんな200年前からその形を変えずに在り続けているブラムリーを使ったシードルがおすすめだったので合わせてご紹介します。
シードルとはりんごの発泡性のお酒の事で、スパークリングワイン同様お祝い事などでとても人気のあるお酒で、最近ではその口当たりの良さと程よい甘さで人気となり、一杯目のビールの代わりに飲む方も多くなってきました。
そんなシードルをブラムリーの特徴的な香りと酸味に日本ではポピュラーな「ふじ」で甘さをプラスして造られたものがありました。
甘過ぎず、ブラムリーのスッキリとした酸味と、どこか日本酒の麹にも似た特徴的で、爽やかな香り、そこにふじの蜜のような上品な甘さが引き立つ、おすすめのシードルです。
お酒の話をしましたが、他にも加工品としてジャム、ジュースなどで販売もされていたのでそちらもおすすめです。
古くも新しい品種、ブラムリーを是非おすすめなご紹介でした。
ではまた
ありがとございました。